まず結論(30秒でわかる)
- 表示順は“自動”で決まる(最近あなたが送った相手・頻度などが主な要因)。
- 手動で並び替えはできないのが前提。
- すぐ効く対処は2つ:
- iPhone は候補アイコンを長押し →「おすすめを減らす」。
- iPhone/Android ともに設定で共有時の候補表示をOFFにできる(機種やOSで表記差あり)。
- SNSで見かける「3番目=好きな人」は小ネタ。仕様の根拠はありません。
共有メニューに誰が出る?
- 共有候補はあなたの直近の行動を中心に自動で決まります。
- 個別トークだけでなく、グループのやり取り、画像・リンクの共有、無料通話/ビデオ通話の履歴などが影響します。
- 公式アカウントが候補に混ざることもあります(あなた側の利用頻度しだい)。
- トーク一覧の「お気に入り/ピン留め」は、共有候補の並びを直接は変えません。 見やすさの機能と割り切りましょう。
表示順ロジックの“効きやすさ”マップ
どれが並びに効きやすい? 強・中・弱で感覚値に整理
- 強:あなたが最近 送信した相手/短期間に集中して送信した相手、直近の通話の相手
- 中:メディア(画像・動画)やリンクをよく共有する相手、アクティブなグループと関わりの深い個人
- 弱:受信は多いがあなたからは送っていない相手、古い履歴のみ残る相手
コツ:「直近 × 回数」が基本。受信より送信のほうが影響しやすい体感です。
「最近の履歴」とは?(具体例で理解)
- メッセージ送受信:通常メッセージ、スタンプ、絵文字、ファイル
- メディア共有:画像/動画/リンク(URL)を送った履歴
- 通話履歴:無料通話、ビデオ通話(頻度・長さが効くことも)
- グループ内の活動:発言数・添付数・既読確認などのアクティビティ
履歴を消すとどうなる?
- トーク履歴の削除/通話履歴のクリアで影響を弱められます。
- ただし、反映にはタイムラグが出ることがあります(学習が段階的に更新されるため)。
- 相手側の履歴は残るため、完全な同時消去は不可能です。
履歴削除の基本手順(手早く)
- 対象のトークルーム → メニュー → トーク履歴を削除
- 通話タブ → 対象履歴を長押し → 削除
- 必要に応じてアプリの再起動/キャッシュ削除
注意:削除を繰り返すと学習がリセットされ、望んだ相手が出にくくなることがあります。
表示順を“狙って”動かす現実的アプローチ
- 上げたい相手:あなたから短いメッセージでもよいので定期的に送る/共有回数を増やす
- 下げたい相手:やり取りを控える+後述の「おすすめを減らす」や候補非表示で補強
- 消えた候補を戻したい:あなたから再度メッセージまたは共有を行う(受信だけでは弱い)
iPhone|“出したくない相手”を減らす小ワザ
誤送信が怖いときに即効性のあるミニテクです。
- 共有シートの候補アイコンを長押し
- 「おすすめを減らす」をタップ
- 以後、表示頻度が下がる傾向になります(恒久的にゼロではありません)。
- 誤ってタップしないよう、長押し→確認の癖づけも有効です。
iPhone|候補の連絡先行そのものを隠す
共有シート上段の「人の顔アイコンが横並び」する列を非表示にする設定の例です。
- 設定 → Siriと検索
- 共有時の提案(または共有中に表示)をOFF
- 共有シートで連絡先候補の列が非表示になります(再表示はON)
- 「アプリのアイコンが並ぶ下段(アプリ行)」はそのまま使えます。
- アプリ行は並び替え可(右端の「その他」→「アクティビティを編集」など)ですが、連絡先の候補行は並び替え不可です。
Android|候補の連絡先表示をOFFにする
機種やOSで項目名が異なります。近い文言を探してください。
- 例:設定 → 便利な機能/高度な機能/システムなど → 「コンテンツを共有時に連絡先を表示」をOFF
- Galaxy(One UI)やPixel等で項目名・位置が少し違うことがあります。
- 旧端末向けの共有UIカスタマイズ系アプリは、新しいOSで不安定なケースがあるため、まずはOS標準の設定で運用するのがおすすめです。
「並び替えはできる?」への等身大の答え
- 連絡先の候補行:並び替えは不可(iPhone/Android共通の前提)
- アプリ行(共有先アプリの段):並び替えや固定が可能(OS標準の編集画面から)
- 代替策:
- iPhoneのショートカットで「特定相手にLINE送信」を作り、ホーム画面へ配置
- Androidのウィジェットやショートカット作成を活用
- 定期的にあなたから送る習慣で、候補行の上位化を促す
表示されない/消えない時のトラブル解決
まずはここから(共通)
- アプリ再起動 → OS再起動 → 時間をおいて再確認(アップデート直後は特に変動しやすい)
- キャッシュ削除/ストレージ空き容量の確保
ケース別チェック
- ブロックや友だち削除をしたのに出る
- トークルームが残っていると候補に現れることがあります → トークルーム自体を削除
- 出したい人が全然出ない
- 受信だけでは弱い → あなたから送る/共有する頻度を増やす
- 削除を繰り返したら挙動が不安定
- 学習がリセットされがち → 削除は最小限にし、数日様子見
- 複数デバイス併用(iPhone+iPad+PC)
- 反映にラグが出ることがあります → メイン端末での操作を基準に様子見
SNSで話題の「3番目=好きな人」って本当?
- ジョーク(小ネタ)として広まったものです。
- 仕様として固定の意味はなく、あなたの直近の行動で並びは日々変わります。
- 不安に感じるなら、上記の「おすすめを減らす」や候補非表示を使いましょう。
プライバシー&誤送信を防ぐ運用のコツ
- 共有直前に宛先と本文を声に出して確認(ワンタップ暴発の抑止)
- iPhoneはSiriの提案(共有時)をOFF、Androidは共有時の連絡先表示をOFFにして、そもそも候補を出さない
- 仕事端末や家族共用端末では、ロック強化・通知プレビュー制御を併用
よくある質問(Q&A 追加)
Q. グループばかりが上に出て個人が見つからない……
A. グループでの投稿が活発な時期はグループ関連が強く出がち。個人にあなたから直接送る回数を増やして“個人”の重み付けを上げましょう。
Q. 共有候補から完全に消せますか?
A. 恒久的にゼロは難しいです。iPhoneの「おすすめを減らす」や候補非表示、Androidの連絡先表示OFFと「やり取りを控える」を組み合わせて、露出を最小化しましょう。
Q. 並びが急にガラッと変わりました。
A. アプリ/OSアップデート直後に再学習がかかることがあります。数日~数週間で落ち着くのが一般的。様子見でOKです。
画面ラベル早見表(目安)
実際の文言はOS・機種で異なります。近い表記を探してください。
- iPhone:設定 → Siriと検索 → 共有時の提案/共有中に表示(OFF で連絡先候補を非表示)
- Android:設定 → 便利な機能/高度な機能/システム → コンテンツを共有時に連絡先を表示(OFF で候補非表示)
- 共有シート:上段=連絡先の候補行(並び替え不可)/下段=アプリ行(並び替え可)
ミニ辞典(用語の整理)
- 共有シート(Share Sheet):iOS/Android共通の“共有”画面のこと。
- 候補行(連絡先の段):人の顔アイコンが並ぶ上段。OSの提案機能により自動決定。
- アプリ行:アプリのアイコンが並ぶ下段。編集で並び替え/固定が可能。
- 学習:あなたの直近の行動を基に、OSやアプリが提案の重み付けを変えること。
まとめ
- 共有候補の順番は“あなたの直近の行動”が決めるもの。並び替えは不可です。
- 長押しの小ワザと設定での候補OFFを組み合わせると、誤送信や見られたくない相手の露出をしっかり抑えられます。