ポスカは油性?水性?──本当の特徴と書ける・書けない素材を徹底解説!

このサイトは広告が含まれています

ライフハック

DIYやイラスト、オリジナルグッズ作りで大人気の「ポスカ」。
でも「油性?水性?どっちなの?」「なぜこんなに多用途なの?」と疑問を持つ人も多いはずです。この記事では、ポスカのインクの正体から素材別の使い方、色や種類、落とし方・注意点まで、初めての方にも分かりやすく徹底解説!
プロも愛用する理由や、知っておくと便利な活用アイデア、選び方のコツまで――あなたの「知りたい!」にすべて答えます。

「ポスカ 油性 水性 どっち」で検索した方も、この記事を読めば迷いゼロ。
日常からアート、推し活まで、今日からもっと自由にポスカを使いこなしましょう!

結論だけ知りたい人向け

  • ポスカは 100% 水性顔料インク。乾くと耐水・耐光で屋外OK。
  • シリコンやポリエチレンのような撥水素材だけは苦手。
  • DIY・イラスト・教育現場で圧倒的に使いやすい ― ただしアルコールで色落ちする場面も要注意。

ポスカは油性水性どっち?

ポスカの基本情報

ポスカ(POSCA)は、文具メーカー 三菱鉛筆 が 1983 年に発売したロングセラーのカラーマーカーです。発売以来、国内外でアーティスト・学生・クリエイターなど幅広い層に親しまれており、世界100か国以上で販売実績があります。

  • 最大の特徴は「水性顔料インク」を採用。インクは顔料粒子と合成樹脂を水に分散した処方になっており、紙でも裏抜けが少なく、乾燥後は耐水皮膜を形成します。この被膜によって、従来の水性ペンよりも耐久性・保存性が格段に向上しています。
  • 紙・プラスチック・金属・布・ガラス・石・貝殻など、吸収性・非吸収性どちらの素材にも描ける万能性が最大の魅力です。コースターやタイル、窓ガラス、陶器などにも対応でき、カフェメニューの看板やDIY雑貨、グッズ制作でもプロ・アマ問わず活用されています。
  • 発色が鮮やかで重ね書きも簡単。DIYやアート、学校教材、ポスター・POP作成、さらにはスニーカーのカスタムやガーデン雑貨、フォトフレームのデコレーションまで幅広く利用されています。
  • シンナー臭がないため、教室や室内イベントでも安心。インクは欧州玩具安全基準「EN71」もクリアしており、子どもの工作や学校教材にも安心して使われています。実際に保育園・幼稚園・小学校の図工授業、ワークショップでも導入例が多数あります。
  • 乾燥後は耐水性・耐光性が非常に高く、屋外のサインやガーデンピック、野外イベントのポスターなどにも使用可能。紫外線暴露600時間後も退色ΔE≦8(メーカー社内試験)と、高い色保持率を誇ります。また、油性ペンにありがちな“色あせ・劣化・にじみ”が少ないため、保存用途にも向いています。
  • ポスカは、環境にも配慮したインク設計が特徴で、揮発性有機化合物(VOC)や有害物質の含有量を大幅に抑えています。

ちょっとした豆知識

  • POSCAの名前はフランス語圏から始まったブランドネーミング。「Peinture Opaque Sèche sur CArton(紙の上の不透明速乾絵具)」の頭文字からとも言われます。
  • 日本のストリートアート、イラストレーション、ハンドレタリング文化にも多大な影響を与えました。

油性と水性の違い

油性マーカー 水性マーカー(ポスカ)
インクの溶剤 有機溶剤(アルコール・キシレン等)が主体 精製水が主体 + 合成樹脂・顔料
乾燥速度 数秒で速乾 表面乾燥まで30秒〜2分(素材により変動)
におい/揮発 強い(換気必須) 弱い(室内使用◎)
発色 やや落ち着いた色味 高彩度でツヤあり、重ね書きが得意
修正のしやすさ ほぼ不可能・専用溶剤が必要 塗布直後は水・アルコールでぼかし/除去可能
定着性 つるつる素材や屋外環境に強い 非吸収面ではトップコート併用推奨、布は熱定着で強化
代表的な用途 工業マーキング、屋外看板、金属配管識別 ポップアート、DIY、教育、雑貨デコ、模型、プラバン、スニーカーカスタム
使用時の安全性 揮発性有機化合物あり・吸い込み注意 におい控えめ・子どもも使える
保存性 時間とともに退色する色も 長期間でも色持ち良好

解説ポイント:

  • 油性マーカーは強い溶剤臭や速乾性が特徴で、現場仕事・屋外マーキングなどで長年活躍。逆に、換気の悪い場所や室内作業、子どもの利用には向きません。
  • 水性顔料タイプのポスカは、塗布直後なら水やアルコールで修正ができ、イラストやポップアートの“やり直し”も柔軟。
  • 「水性=弱い」というイメージを覆す高耐久性・耐光性があり、乾燥後は屋外看板や店先の黒板にも安心して使えるレベルです。
  • 屋内外問わず、作品・教材・インテリア・オリジナルグッズなど幅広いジャンルでその利便性が評価されています。

まとめ: ポスカは油性ではなく「水性」。ただし「水性=弱い」わけではなく、乾燥後は油性並みの耐水・耐光性を獲得します。「どっち?」の答えは断然“水性”ですが、使い勝手や持続性は“油性級”です。


ポスカの種類とは?

ペン先 型番 線幅の目安 代表用途 備考
極細 PC-1M 0.7mm 手帳デコ、ミニイラスト、プラバン線描 24色展開
細字 PC-3M 0.9–1.3mm ハンドレタリング、DIY小物 40色展開
中字 PC-5M 1.8–2.5mm ポスター文字、子供工作 基本40色+限定色
太字 PC-8K 8mm ブラックボード、布Tシャツ 35色・角芯
特太 PC-17K 15mm 看板・壁画・ライブペイント 10色・角芯
筆タイプ PCE-350 1–10mm カリグラフィー、グラデ塗り 水筆感覚で筆圧次第で線幅可変
  • さらにメタリック8色・ラメ6色・蛍光8色・パステル8色など、特殊色シリーズも豊富。パステルやメタリック、蛍光色は限定パックやコラボパッケージでも展開されています。
  • 最新モデルは軸形状やキャップ改良などで持ちやすさ・使いやすさがアップ。大容量サイズや多色パック(最大40色セット)など、ニーズに応じたラインナップが揃っています。
  • 「油性ポスカ」は存在しません。屋外で“擦れ+アルコール洗浄”に耐える用途には油性ペンを併用しましょう。必要に応じてゼブラやパイロット等、他メーカーの油性マーカーとの使い分けもおすすめです。

ポスカのインクの特徴

  • 水性顔料 + アクリル樹脂。乾燥後に樹脂が硬化して耐水皮膜を形成。この被膜があることで、イラストやDIY作品が日光・雨・摩擦にさらされても色落ちや劣化が抑えられます。
  • 顔料粒子が大きく光を乱反射するため、暗色地でも高カバー力。黒画用紙やゴム手袋、木材のような色が沈みやすい素材にも鮮明に発色します。
  • インクはpH約8の弱アルカリ性で、紙を黄変させにくく、アーカイバル(長期保存)作品にも安心して使えます。ポストカードやイラストボードなど大切な作品の保管にも最適。
  • 揮発性有機化合物(VOC)を大幅カット。使用中の安全性・空気環境にも配慮。
  • 塗布した直後なら水筆やアルコール綿棒でぼかしや修正ができるため、グラデーションや混色も自在。

混色やグラデーションのテクニック

  • ペン先同士を直接こすり合わせてインクを受け渡し、一時的にグラデーション効果。これにより、標準色だけでは出せない色彩表現が可能になります。
  • 塗布直後に霧吹きを使い、ブラシでぼかすと水彩風の仕上がりに。水彩紙や木材、アクリルパネルなどではとくに美しい発色が得られます。
  • 乾燥後、別色でドライブラシを重ねてテクスチャや陰影を演出できます。ステンシル技法や線画へのアクセントにも最適です。
  • 布はアイロン(160°C 15秒)が推奨。仕上げに熱を加えることで、布バッグやTシャツに描いたイラストも洗濯に強くなります。プラスチック・ガラスは800番程度の耐水ペーパーで軽く足付けすると密着度が大幅向上し、色落ちしにくくなります。
  • においが少なく、換気が難しいワークショップや学校行事でも安心して使用できます。複数人での同時作業や長時間使用でもストレスなく楽しめます。

まとめポイント:

  • ポスカは水性でありながら、油性ペンに匹敵する発色と耐久性を実現。素材も用途も選ばない“万能マーカー”です。
  • 初めての方は8色ベーシックセットからスタートし、慣れたらパステル・メタリックなど特殊色にチャレンジしてみてください!

 

ポスカで書けないものは?

ポスカが使えない素材

  • 超撥水系: シリコン樹脂コーティング、フッ素加工テフロン鍋、PEタッパーなど、表面が強い撥水・撥油処理されている素材はインクが定着しません。
  • 油膜・ワックス残り: 車ボディのワックス層、スマホ画面の指紋防止コーティングなども油膜でインクを弾いてしまい、発色・密着が著しく悪くなります。
  • 高吸水繊維: フェルト、不織布など水分を急激に吸収する素材はインクが広がり、にじみやすく文字や絵がぼやけてしまいます。
  • ゴム・軟質塩ビ: 可塑剤が多く含まれる素材は、インクが表面でベタつきやすく、乾きにくくなります。可塑剤がインクに移行することで変色やべたつきの原因になることも。
  • 濡れた面・粉じん面: 水分が残っている素材や、ほこり・粉が付着した面はインクが弾かれたり定着が著しく悪化します。

落とし方と注意点

  • 乾燥前(1分以内): 水拭き、ウェットティッシュなどで簡単に拭き取ることができます。
  • 乾燥後の除去方法:
    • ガラス・プラスチック:無水エタノールや除光液(アセトン)をコットンに染み込ませて湿布し、数十秒後に布やキッチンペーパーで拭き取ります。
    • 金属:IPA(イソプロピルアルコール)、またはラッカー薄め液を使って拭き取ります。金属の種類によっては色素沈着や傷がつく恐れがあるため注意。
    • 布・紙:一度インクが繊維に染み込むと完全除去は難しくなります。どうしても落としたい場合は目立たない部分で漂白剤や専用リムーバーを試してから作業を。
    • 熱可塑性プラ(PS・ABS):強い溶剤で拭くと表面が白化(曇る・傷む)するリスクがあるため、最初は低濃度のIPAから慎重に試します。素材表記を必ず確認し、目立たない箇所でテストしてください。

補足ポイント:

  • 長期間放置や加熱によって定着したインクは、一般的な家庭用クリーナーでは除去が難しくなります。
  • 安全のため換気と手袋を徹底し、作業中は素材・クリーナーの相性を常にテストしながら進めてください。

 


ポスカの用途と活用方法

工作やアートでの使用

  • ミクストメディア:アクリル絵具+ポスカを組み合わせることで、ハイライトやアウトラインを強調し、立体感のあるアート表現が可能です。
  • クラフト紙/コルクボード:紙目や素材の凹凸を埋めるほどの高いカバー力があり、1度塗りでもしっかり発色します。掲示物やメッセージボード制作にも最適。
  • ライブペイント:乾燥が早いため、イベント会場でのウォールアートやライブペイントにも好適。壁紙の上からでも鮮明に描け、即興アートの現場でも重宝されています。
  • 子ども工作:牛乳パック・紙皿・卵パックなどのリサイクル素材にも簡単に描くことができ、学習教材や図工の授業にも役立ちます。ポスカのインクは安全基準もクリアしているため、小さな子どもにも安心です。

プラスチックへの使用法

  • プラバンアクセ:PC-1Mなど極細タイプで線描し、カラーを塗り分けてからトースターで縮小。仕上げにレジンでコーティングすればツヤ出しと耐久性アップ。
  • アクリルキーホルダー:両面保護シートのうち片面だけ剥がして描画、着色後はUVレジンで封入して傷や色落ちを防ぎます。
  • 収納ケースラベリング:PC-5Mなどで大きく読みやすい文字を書き、必要に応じてアルコールで消して書き直すこともできます。シールやマスキングテープと併用するとさらに実用的です。

ポスカの消しやすさ・一時的な利用時の注意点

  • ポスカは乾燥後でもアルコールで徐々に溶解する特性があるため、アルコール消毒が頻繁な場所(飲食店テーブル、医療機器など)には不向きです。
  • 一方で、「一時的な装飾」「イベント限定のサイン」「短期間でレイアウト変更が必要なディスプレイ」などには最適。後からアルコールで簡単に落とせるため、仮設用途や期間限定のデザイン制作に役立ちます。

補足ポイント:

  • ポスカで描いたものを長期間残したい場合は、ニスやトップコート、レジンなどでコーティングするのが効果的です。
  • 素材や用途に合わせてペン先の太さ・色を使い分けることで、表現の幅がさらに広がります。

 


ポスカの色と発色について

鮮やかな発色とユーザーレビュー

  • ポスカは水性顔料インクのため、顔料が沈殿・分離しにくく発色が非常に良いのが最大の特徴。
  • 黒下地や濃色地でも1ストロークでしっかり隠ぺいできるため、イラスト・雑貨・衣類・壁画問わず幅広く使われています。
  • 【ユーザーレビュー抜粋】
    • 「黒スニーカーに描いて半年屋外使用、色落ちわずか」
    • 「プラモデルのスミ入れ後、つや消しトップコートを吹いてもにじまない」
  • 全66色の基本色+特殊色の組み合わせで、Pantoneなど近似の色再現も工夫次第で可能。同系色2~3色重ねで細やかな色味も微調整できます。

カラーセットの種類と選び方

セット名 本数 内容 おすすめ用途
ベーシック8色 8 赤・黄・青・緑・黒・白・茶・桃 学校教材・手帳用
12色スタンダード 12 ベーシック+明度違い4色 プラ板・イラスト
パステル8色 8 柔らかいペールトーン アクセサリー・SNS映え写真
メタリック8色 8 金・銀・銅+偏光系5色 黒地ボード・クリスマスオーナメント
蛍光8色 8 ネオン系高彩度色 POP広告・クラブイベント
  • 限定パッケージやアーティストコラボ(村上隆セット、スヌーピーセットなど)はコレクション性もあり、SNSやフリマサイト等でも人気。

特殊カラーの特徴とおすすめの使い方

  • メタリック:粒径20μmアルミ粉+顔料のダブル構造。強いギラツキで黒地やミラー素材に描くと映える。
  • 蛍光:ブラックライト下で発光。ハロウィン装飾や夜間の安全標識に最適。
  • パステル:白顔料比率が高く、重ね塗りでマットチョーク風の仕上がり。淡いイラストやトレンド雑貨、手帳デコにおすすめ。

 


ポスカの評価とおすすめ

利用者レビューまとめ

  • 利点:
    • においがほとんどなく屋内でも快適に使える
    • 色数が豊富で好みや用途に応じて選択可能
    • 重ね塗りしても混色しにくく、時短で鮮やかな仕上がり
    • トップコート無しでも屋外で約6か月間色持ちする高耐久
    • ペン先のバリエーション(極細~特太)で細かい作業から大きな看板まで幅広く対応
  • 欠点:
    • アルコールで溶けやすいため、消毒・清掃の多い場面にはやや不向き
    • 筆先が摩耗しやすく、長期間酷使すると描線が太くなることも
    • 15mmの特太サイズはインク消費が激しく、頻繁な補充や買い替えが必要
  • 総合評価: ★★★★☆ 4.7(Amazonレビュー12,000件平均)

用途・コスパ・耐久性、どれを取っても高評価。はじめての人はベーシックセット、こだわる人は詰め替えや特殊色を組み合わせて“自分だけのポスカ活用”を楽しんでみてください!

 


まとめ & 活用ヒント

ポスカは“水性顔料インク”を採用した多用途マーカーです。

  • 乾燥後は耐水・耐光性抜群で、屋外掲示物やガーデン雑貨にも安心して使用可能。
  • においゼロなので教室や室内ワークショップ、小さなお子様の工作にも最適。
  • シリコンやフッ素加工など一部撥水素材を除けば、紙・プラスチック・金属・布・ガラスなどほぼ全ての素材に描ける万能さが魅力です。
  • DIY、アート、日用品の名入れや推し活グッズ制作、オリジナルギフトなど、使い方次第で幅広いシーンに活用できます。

はじめて使う方へのヒント:

  • まずは8色の基本セットからスタートし、作品や用途に合わせて太さや特殊色(パステル・メタリック・蛍光など)を少しずつ追加していくのがおすすめです。
  • 長持ちさせたいときは、トップコートやレジン、ニスで仕上げるとさらに耐久性アップ。
  • さまざまな素材で試し描きをして、自分だけのポスカ活用術を見つけてください!

 

 

タイトルとURLをコピーしました